目的
建設キャリアアップシステムの目的は、建設業に携わる技能者を確保・育成していくことです。
その方法として、考えられた制度が「建設キャリアアップシステム」ということになります。
下記、リック先「建設キャリアアップシステム」 通称「CCUS」
背景
そもそも、なぜそのような制度が出来たのかと言いますと、建設業は、他の産業とは違い、決まった場所で作業を行い続けることがありません。
常に現場から現場へと移動し、働く場所が変わり、それに伴い関わってくる人も変化します。
つまり、同じ環境で働き続けるといったことが、業界の特色上、難しいのです。
その結果、技能者の能力を統一的なルールで、適正に評価することは難しいのが現状で、特に技術とは異なり、現場管理経験や後進の指導などといった点を評価することは、建設業界においては難しいと言えます。
そういった点を改善するため、建設業の業界全体にて統一ルールを作り、システム化することで、技能者、個人個人の、経験と技術を客観的に評価し、適正に評価を受ける機会を設ける仕組みが出来ました。
この仕組みによって、技能者は客観的に能力を評価されることになり、処遇改善へつながり、建設業界の適正な人材確保と育成につなげる方針となっています。
手続き
① 技能者情報等の登録
② カード交付・現場での読み取り
③技能者の能力評価
運用
運用目標は、2019年4月から運用が開始され、5年後(2024年頃)には、全技能者を登録させるとのことなので、 今後、大きく動きがある制度だとチェックしております。